器具の衛生管理
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当院は衛生的な器具の使用を心がけています。
【高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)】が使用可能な器具は滅菌器にかけて使用し、その他の器具は【1回使い捨て(ディスポーザブル)】を基本としています。
患者様が心配しなくて済む衛生環境を整えていきます。
実際の滅菌工程
1. 使用済みの器具を流水・スポンジで洗浄します。
2. 唾液や血液などのタンパク質を除去する薬液に浸漬します。
(この工程を省くと滅菌器にかけても菌は滅菌できません)
3. 防錆剤を含む薬液にて超音波洗浄します。
4. 最後に高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)にて器具を滅菌します。
5. 紫外線殺菌灯の下、器具を保管します。
タービン(歯の切削器具)の滅菌
2014年5月の読売新聞で
「歯削る機器7割使い回し」という見出しの記事が掲載されました。
「使い回し」というのはシンプルに言えば「滅菌器を使用していない」ということです。
アルコール綿で清掃する程度という歯科医院さんが多かったようですね。
これには理由があります。
- まずこのタービン1本が5~10万円程度の価格ということ。
- そして滅菌器にかける度に劣化が進むということ。
- そして1回の滅菌に30分ほどかかるということです。
ですから1日の来院患者様の人数にもよりますが、ある程度の本数を常備しなければ滅菌が追いつかないという状況に陥ってしまうのです。
当院ではタービンの滅菌は1日に2回行い、常に滅菌された状態で使用しています。
心配なさらずにご来院ください。