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歯医者が嫌いにならないように、まずはできる治療から始めています。
当院の小児歯科治療
- できる治療から
- 長い目で見た治療
- むし歯になる前の予防処置
この三つを心がけています。
①できる治療から
お子様によってできる治療は大きく異なります。3歳児でも長くお口を開けていられるお子様もいれば、6歳児でも診療台に上がれないお子様もいらっしゃいます。どちらが良いというわけではなく、その子に合わせた対応が必要と考えています。
まずはお子様との信頼関係が大切です。
②長い目で見た治療
歯を悪くしてしまった大人の患者様は「子どもの時歯医者で嫌な思いをした。」方が多くいらっしゃいます。
緊急時を除き(ベロを切った・前歯が折れたなど)当院では抑制治療は行いません。
無理な治療は「歯医者嫌い」なお子様にしてしまいます。怖がるお子様には慣れてもらうために歯磨きだけして終わる場合もあります。診療台に怖くて上がれないお子様は診療台に座る練習だけで終わる場合もあります。
お子様の成長のスピードは成人とは比較になりません。
3ヶ月前できなかったことが急にできるようになったりもします。
その時できなくても間をあけることでできる治療の幅が広がる場合もあります。
治療を嫌がる場合間隔をあけることも重要と考えています。
特に重要だと考えていることが「成人になった時、歯医者嫌いにならないように」することです。
成人になってから痛みに耐えられずやっとの思いで歯科に来院された患者様は
「歯医者に来たのは10年ぶり。怖くてずっと行けなかった。子どもの頃歯医者で怖い思いをしてずっと行けなかった。」
この様な患者様は多くいらっしゃいます。繰り返しになりますが、無理な治療は「歯医者嫌い」にさせてしまいます。その時(その時期のみ)不調が改善されても、これでは逆効果です。
当院では一人ひとりのお子様に合った治療方針を考えています。
親御様にも通院回数お付き合いいただきますがお子様の将来のためとご理解ください。
③むし歯になる前の予防処置
予防処置には三つの柱があると考えています。
- セルフケア
- 生活習慣の改善
- 歯科医院でのケア
【1.セルフケア】
お子様自身による歯磨き・親御様による仕上げ磨きなどです。
ご年齢やお口の中の状態によってアドバイスさせていただいています。
当院ではお子様に対する「フロッシング(デンタルフロスを通すこと)」をご提案しています。成人の方でも歯ブラシ後にデンタルフロスを通すと食べかすが出てくることは多く、お子様であればなおさらです。歯磨き後のフロッシング。ぜひ始めてみてください。
【2.生活習慣の改善】
ここでお話しする「生活習慣」とは「食事やおやつの摂り方」などのことです。
「生活習慣」と聞くと大げさに聞こえるかもしれませんが少し変えるだけでも意義はあります。
日常は「当たり前。うちでは普通のこと」の連続です。親御様とお話しすると、気付かないその中に「むし歯にしてしまう原因」が潜んでいることは多くあります。
むし歯が多いお子様は生活習慣が原因になっていることが多くあります。お子様がむし歯になりやすいという親御様はご相談ください。
【3.歯科医院でのケア】
PMTC
専用の器具で歯ブラシでは取れない汚れを取り除きます。
患者様ごとに使い捨て(ディスポーザブル)のものを使用しています。
シーラント(予防充填)
むし歯になりやすい奥歯の溝に樹脂(レジン)を詰める予防処置です。
歯は削らず薬液で除菌後溝の部分だけを樹脂で覆います。
全てのお子様に必要という処置ではなく、主にむし歯リスクの高いお子様にご提案しています。
フッ素塗布
歯ブラシ・デンタルフロス・綿球などを用いて高濃度のフッ化物を塗布します。
主にお子様ごとに歯ブラシを保管し使用しています。
フッ素塗布による作用は
- 歯を強くする(耐酸性の向上)
- 歯を修復する(再石灰化の促進)
- むし歯菌繁殖の抑制
などがあります。
ですが、当院ではフッ素塗布はあくまで「補助的なもの」と考えています。
むし歯予防の本質は日常の歯磨きや食事・おやつの摂り方にあると思っています。
それら日常の生活習慣の改善プラス歯科医院での予防処置で健全なお口を目指しましょう!